高橋紹運は、岩屋城にて壮絶な最期を遂げた際に、
こんな話が残っている。
いよいよ自刃の際に、
「火を放って死体を焼き、首を敵に渡さないように致しましょう。」
という意見があった。
それを聞いた紹運はこう答えた。
「その儀、無用である。そのまま敵に首をとらせてこそ、
義を守って討死した事が分る。
死体が見えなければ逃げたと思う者もあろう。
武士は屍を晒さぬもの、というが、
それは死ぬ場所によるのだ。敢えて首を取らせよ。」
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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