父、「父と山に登ろうか。」
子、「わーい。」
山に着くと、父は急に言いました。
父、「さて、ここで不意に敵が襲ってきたらどうする?」
子、「えっ?じゃあ、あそこに登って防ぎます。」
父、「あそこに登るのは時間がかかるからダメ!
父ならここで兵を二手に分けて防ぐね。」
こんな調子で、山や野原を散策する度にいきなり飛び出す父からの質問。
自然と子供は周囲を見ながら戦術や陣形を考えるようになりました。
この子はやがて元服し高橋統虎と名乗ります。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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