宗麟の火遊びと高橋鑑種☆ | げむおた街道をゆく

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大友宗麟は、戦略家として一流であり、

北九州を巡る争いでは、謀略神を梃子摺らせるほどの謀略を成功させたりと、

決して無能な大名ではないのだが、大きな欠点を有していた。

「女好き。それも全く見境がないレベル。」

この欠点については、雷神様も度々雷を落していたのだが、全く効果はなく、
せっせと漁色に励んでいたんだが、

ある女性に目をつけたことで、とうとうツケを払わないといけない事になる。
 

その女性が誰かと言うと、重臣で一門衆でもある一萬田親実の奥さん。
この奥さんに懸想した宗麟は、旦那が出陣した隙を見計らって、

奥さんを強引に物にして側女にしている。
それを知った親実は、武門の面目を失ったとして腹を切ってしまう。

そして、この事態に激怒したのが親実の弟である高橋鑑種。
元々宗麟の普段の行動には批判的だったとされるが、

今回の一件は実家の面目を完璧に潰される行為であり、

怒った彼は毛利氏と結んで謀反を起こす事になる。
 

鑑種謀反をなかなか信じなかった宗麟は、

使者を出したりもするが鑑種からは全く相手にされず、
そうこうしているうちに、立花鑑載や秋月種実も反乱に加わるなど、

事態は悪化の一途を辿るばかり。
 

最終的には、雷神様等を投入し、二年がかりで反乱を鎮圧。

鑑種は命こそ助かるが、高橋の名跡を剥奪されることになる。

火遊びをしたことで、優秀な重臣を失うことになった宗麟の悪い話。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 宗麟の海・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!