上京焼き討ち☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

上洛した織田信長が、

茶器の名物を強制的に買い上げる、

「名物狩り」をしたことは有名である。
 

特に裕福な商人の住む新在家に住む上京では、

豪商の池上如慶や江村氏、大文字屋、祐乗坊、
法王寺、佐野氏などが、

天下の名物というべき茶器を強制的に提出させられた。
 

この事や、二条城建築の莫大な負担を課せられたことなどで、

当然ながら上京の者達の信長への感情は大いに悪化した。

これを知る信長は、

足利義昭との対立のさい、

上京を義昭に協力する者として焼き討ちをすると宣言。
 

驚いた上京の町衆は、ルイス・フロイスの記録によれば、

銀1300枚を贈り許しを乞うたが、まるで聞き入れられず、
信長は京の周辺に住む『土民、百姓』に上京への攻撃を命じた。
 

元亀4年(1573)4月、焼き討ちを受けた上京は、

このような有様であったという。


『(略奪者たちは)剥ぎ取り、土蔵を打ち壊し、或いは討ち殺し、

踏み殺し、或いは方々に放火したので、上京は一軒も残らず焼失した。
焔は天に輝き、煙の上るその下からは、

大小様々な泣き声、叫び声、わめき声が響き、
それは地獄と変わらない情景であった。』

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 第六天魔王・織田信長、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!