吉良義昭と斯波義銀の同盟締結☆ | げむおた街道をゆく

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尾張統一半ばの織田信長は、名目上の主君として斯波義銀を立てていた。

今川義元の勢力浸透を食い止めるためか、謀略を廻らし、

三河の豪族である吉良義昭と斯波義銀の同盟締結を図ろうとした。

ともに足利一族中、一、二を争う家格の名族である。

やがて、双方の話がまとまり上野原(現在の愛知県豊田市・安城市あたり)で、
両者対面の儀を執り行うこととなった。

その当日、斯波・吉良双方の軍勢が上野原に到着、一町ほど隔てて向かい合った。
義昭・義銀ともに床几に腰を据えて、さあ御対面!


義昭「・・・・・・」

義銀「・・・・・・」


両者とも己の家格が相手より上と考えていたため、席次を巡って対立があった。
双方とも頑固に譲らなかったため、一応、対面の約束地まで来たものの、

どちらも動くに動けなかったのである。


結局、互いに十歩ほど前に出たものの、その後は睨み合ったまま動かず、

挨拶も引き出物の交換も何もなく散会となりました。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 第六天魔王・織田信長、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!