「露と落ち~」の本歌☆ | げむおた街道をゆく

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露と落ち 露と消へにし わが身かな なにわの事も 夢のまた夢

とは、豊臣秀吉の辞世の歌であるが、これは別に最晩年に詠まれた歌ではない。
 

秀吉が、聚楽第にあった絶頂期の作で、孝蔵主に預けたものであると言われる。
実はこれには元となった本歌と思われる歌がある。

津の国の難波の春は夢なれや 蘆の枯れ葉に風渡るなり

という西行法師の歌である。
 

あまりイメージには合わないが、

秀吉も西行の厭世感や寂滅の世界を感じていたようだ。
それも絢爛豪華な聚楽第において……。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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