厳島神社にて☆ | げむおた街道をゆく

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豊臣秀吉は、朝鮮出兵の指揮をとるために九州へ行く途中、
広島の厳島神社に立ち寄った。
 

そこで秀吉は、

「われらが勝利するために賽銭の表側が多く出よ。」
と言いながら賽銭を投げた。
 

するとどうしたことか秀吉の投げた賽銭はすべて表側になった。
 

これを見た家来たちは、

「おお、賽銭が表ばかりじゃ!これは幸先がよいに相違あるまい!」

と一様に喜び、その士気も上がった。

しかしこれは秀吉の仕掛けたトリックだった。
賽銭はすべて二枚重ねでどんな投げ方をしても、

表側が出るようになっていたのだ。
 

秀吉の見事なパフォーマンスであった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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