太閤秀吉は曰く、
「人の交わりは長く交わるほど猶のこと言行を慎むことである。
初めの頃は誰もが慎むけれども、長くなれば自然と互いにわがままになるので、
終いには不和になるものだ。
また、自分が嫌いなことは人も嫌いであると思うことだ。
また、人の過失はよく分かるものだが、
自分の過失はさっぱり分からないものである。
また、諌める者は気に入らず、
へつらう者は気に入るものである。
家人を使う時に、このところを心得て使わなければ、
家人は難儀に及ぶことがある。
たびたび難儀する時は、終いには背くものである。」
と言ったということだ。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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