太閤秀吉の側室の1人が病気になった。
秀吉は彼女にいくらかの金銀を持たせ、療養のために実家に帰してやった。
しかし、ここで不幸な誤解が起こる。
彼女は、
「もはや側室ではなくなった。」
と誤解してしまったのだ。
そして別の男と再婚し、一子を儲けた上、
秀吉に挨拶しに来てしまったからさあ大変。
「久しぶりじゃな。一体どこにいたのか。」
「夫の家です。」
「……は?」
「ノコギリ挽きじゃ!」
夫婦は1本の柱に縛り付けられた状態で、腰まで地面に埋められ、
竹製のノコギリと共に放置された。
しかし、通行人が少なかったのであろうか、3日経っても夫婦は死なず、
結局普通に斬首された。
なお、女の母親、女の子供とその乳母は火あぶりにされた。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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