秀吉の懐妊祝い☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

長浜城時代の側室に、夭折した一児ができた以外、

まったく子のできぬ秀吉であったが、
茶々についに懐妊の兆しが見えた。
 

浮かれた秀吉は、壮麗な淀城をたて彼女にあたえたため、

茶々は淀の方と呼ばれるようになる。

のだが…この懐妊はやはりあやしい。早速口さがない都人は、
「あやしいよ。」

と、落首を聚楽第に張り出す。

 

前田玄以が見つけ、素早くはがして捨てたものの、

どういうわけか秀吉はこれを知ってしまった!
 

秀吉は激怒して、その結果…。

警備員十七名処分、うち十名は耳をそがれ二日間逆さ磔にされてから処刑。
残りは軽くて斬首と重くて引き回しのうえ磔。


事件関係者が逃げ込んだ大坂本願寺に奉行が手入れ。
逃亡者は殺害され寺から秀吉の手にわたる。
 

天満森で六十三人、大坂周辺で五十人が捕らわれ、六条河原で処刑。
殺されたのは事件とは無関係のもので、下は七歳、上は八十。
運悪く通りがかっただけの行商人も。

老若男女、無罪有罪も問わずに殺す。

秀吉は景気づけとばかりにこのあと、

金配りをするもそれも民の血税をしぼりとったもの。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 太閤記・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!