筑後にはかつて、「羽犬」と呼ばれる、羽の生えた獰猛な犬が居た。
羽犬は、旅人を襲ったり家畜を食い殺すなど、
住民から恐れられていた。
天正15年(1587)、
豊臣秀吉の軍勢が島津征伐のためこの地を通った時、
この羽犬に行く手を阻まれた。
これに秀吉は、大軍を繰り出し戦い、やっとの思いでこれを退治した。
秀吉は、羽犬の賢さと強さに感心し、
この犬のために塚を作り、丁重に葬ったという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
こちらもよろしく

ごきげんよう!