守銭奴の気のあった前田利家。
家臣を雇うのもそこそこに、蓄財に励んでいた。
ところが、佐々成政との戦が迫った時、兵も将も足りないことが露となった。
この時、妻の松は怒りくるって、
「だから、銭をためるよりも前に、その銭で侍を雇えと言ったでしょう!
こうなったら、あなたの貯めた銭に槍を持たせて戦に行きなさい!」
と、銭櫃とともに館から追い出したとか。
しかし、こんな痛い目に合っても、利家の蓄財癖は直らなかったそうです。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
こちらもよろしく

ごきげんよう!