禄が重くなれば安堵致して☆ | げむおた街道をゆく

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越後の謙信が、一揆を退治しに加賀へ発向した時、

たいへんに寒気が強く、
太田村へ人数を入れて、火を焼いてあたって居申した。

そこへ加賀の一揆の大将で、何とかの能登とか申す者が、

にわかに攻め掛かり、謙信はやり様もなく打ち負けて敗軍した。

これを大納言様(前田利家)は聞こし召され及んで、能登を召し出された。
 

それ以後、度々の合戦に能登は参加したが、1度の高名も無かった。
凡そ奉公人は禄が重くなれば安堵致して、

奉公仕らぬものであるとの由、
享保5庚子年6月5日に仰せになった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 槍の又左・前田利家、目次

 

 

 

 

 

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