前田利家は、又左衛門と呼ばれた若い頃、
非常に気が強く軽率であり、大変な喧嘩好きであった。
人々は恐れ、関わり合いを避けていたらしい。
彼の持槍は、
「又左衛門槍」
と呼ばれ、人々は遠くにその槍の頭を見つけると、
「又左衛門が来るぞー!」
と叫んで皆家の中に駆け込むほど、
彼を恐れたのだそうだ。
この事は後年、利家自身が家臣たちに、
語ったそうである。
質の悪い不良以外の何者でもない、前田利家の若い頃のおはなし。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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