坊主はまた叱られてしまった☆ | げむおた街道をゆく

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徳川家康は、倹約を徹底したといわれているが、

明かりに関しても同じだった。
 

蝋燭は数本だけで残りは、油火ばかりという徹底ぶりで、

日頃から家人たちも厳しく言われていたらしい。

ある時、成瀬正成と松平正綱が急ぎの連署状を書くために、

坊主からわずか、二、三寸の蝋燭を請い得て連署状を書き、

その場を離れた。

この時、二人はうっかり火を消し忘れた。

見回りが蝋燭を見かけると坊主は呼び出され、

「上様が御覧になったらお咎めになるぞ。何故消さない。」
と叱られてしまった。

「いや、これは隼人殿たちが…。」

と、坊主が説明しているところに消し忘れに、
気付いた二人が戻ってきた。

「お前たち、消し忘れに気付いていたなら何故消さない。」
坊主はまた叱られてしまった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!