人を使うのに心がけねばならぬ事☆ | げむおた街道をゆく

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徳川家康が、世継である秀忠に言う。
 

「人を使うのに心得ねばならぬことがある。
たとえば一本の木を二つに切り分けて、
一つは仏像の形を作れば、
愚か者は何か利益があると思い、尊ぶだろう。
もう一つは面白く動くカラクリ人形を作れば、
遊びものにするだけで尊敬しないが、
実のところ仏の形よりは人の用をなすものである。
冠でも靴でも同じように作るのだが、物には貴賤の分別がある。
このことを見誤ってはいけない。
天下人たる者の目をつけるところはここである。
金銀は宝といえども、飢えを救うには雑穀の用もなさない。
人もまたこのようなものである。
返す返すも捨ててはいけないものは、人々の才能である。」

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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