人質の子供☆ | げむおた街道をゆく

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関ヶ原の合戦のおり、

ある武将の子供が、忠義を示す人質として、家康の元に送り届けられた。


小山会議の直後でもありその武将の素早い対応に、

家康は大いに喜んで自ら対面、
人質になる4才の子供と従臣を、

家康は上座から下りて労をねぎらった。


が、この子供、家康に抱えられた途端に泣きだす。
そらもう盛大に泣く。
家康があやしても泣きやむ気配がない。
困った従臣がその子を引きはがそうとすると、

 

家康、
「まあ、まてまて。」
と、鞘ごと脇差しを子供に渡した。


するとその子供、泣き止んで大はしゃぎ。


しかし、大御所様の脇差しである、従臣が困っていると、
「真、武士の子よな。父に劣らぬ将となれ。」
と笑いながら、その脇差しをそのまま子供に与えた。


実はこの子供、真田信之次男の信政。
脇差しは吉光という業物で真田家の家宝になったという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ どうする家康・異聞、目次

 

 

 

 

 

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