石川善助、帰る☆ | げむおた街道をゆく

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徳川家の石川善助はわずか三十貫ほどの家臣だったが、
後に徳川を去って加賀へ行き、三百貫の地に住み着いた。

しかし、三方ヶ原での敗戦を聞きつけると、善助は加賀を去って、
再び旧主・徳川家康の前に現れた。

「今回の戦で上方より召抱えられた連中は、

みな戦を恐れて逃げ散ったと聞いています。

上方の弱兵どもが何の役に立ちましょうや!
それがしは不肖の身なれど、御先途を見届けるために立ち還って参りました。
願わくはしばらくの間、それがしの罪を御許しください。」

この時、家康は口では、

「汝がいないからといって困ることなどないわ。」

と言ったが、本心では善助の質直さを喜び、

彼を元のように仕えさせたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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