鳩ヶ窟☆ | げむおた街道をゆく

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1563年、家康は三河一向一揆と激しい戦いを繰り広げていた。
 

ある日、家康は一揆勢との戦闘に敗れ、逃走する。
そして山中八幡宮という神社の洞窟に身を隠した。

家康は息をひそめて追手の目を逃れようとするが、
門徒衆は家康のいる洞窟を見つけ、中を覗き込もうとした。

家康がもはやこれまでかと、覚悟を決めたそのとき!

ばさばさばさっと二羽の鳩が洞窟から飛び出した!

「うわ、な、何だ!」
「なんだ鳩じゃないか、びっくりさせやがって。」
「今まで鳩がいたんなら中に誰かいるわけないな、別の場所を探そうぜ。」

追手たちはこう言うと中を探さずに洞窟の前を立ち去り、家康は難を逃れた。

以後、この洞窟は”鳩ヶ窟”と呼ばれるようになったということである。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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