滝川はよく察したようだ☆ | げむおた街道をゆく

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太閤が岐阜を御攻めになった時のことだろうか。

滝川左近(一益)は7寸ほどの黒の馬に乗り、斥候に出馬した。

太閤は御覧になり、

「滝川自身が物見に出るのは夜討ち致す心積もりなのだ。
容易には打たれまいぞ。」

と仰せになり、太閤の御備に柵を御付けなさった。

滝川はこれを見ると、

「秀吉はこちらへ夜討ちする心積もりのようだ。」

と言って、その場所から3里引き取った。

太閤はその時に仰せられて、

「滝川の備へ夜討ち致そうと存じたが、滝川はよく察したようだ。」

との御事であったという。

両方の大将の思慮は、符節を合するが如し。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 進むも退くも・滝川一益、目次

 

 

 

 

 

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