安東助四郎☆ | げむおた街道をゆく

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島原の乱の後の事だが、柳河藩に宗茂が目をかけていた安東助四郎という若者がいた。

助四郎は病弱だったが、聡明で好学心が高かったため、

宗茂は江戸に呼んで、勉学に励ませていた。

 

しかし、それを心好く思わない者達がいて、助四郎に色々と言って来ることがあり、
それを苦にした助四郎は、病気と称して柳河に帰ってしまった。
 

そのことを知った宗茂は、実情を調べた上で助四郎に手紙を送った。

「病はいかがか。容態はどうかと心配している。

だがこちらで聞いたところ、帰国した理由はそればかりではあるまい。

お前の勉学は私と忠茂が認めたもので、我らはお前のことを少しも疑ってはいない。
お前に何かと申した者達はこちらで吟味する。

どうか、やる気を取り戻してほしい。

お前が確かな人物であることは見届けている。」

これを受けた助四郎は発奮し、以前以上に勉学に励んだという。
 

後に、助四郎は省庵と名乗り、

関西の巨儒と謳われる大儒学者となったそうな。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 忠義と剛勇は鎮西一・立花宗茂、目次

 

 

 

 

 

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