家光、立花宗茂に松平信綱の仕儀を問う☆ | げむおた街道をゆく

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島原の乱に思いのほかに時間がかかってしまったというのが世間の評判。
 

総指揮をとった松平信綱は、

百姓連中に手間取ったと中傷をされていた。

当然そういった評判は将軍・家光の耳にも入る。
生まれながらの将軍とはいえ大規模な戦闘ははじめて。
信綱の仕儀がよかったけど、時間がかかったのが手際が悪く、
褒めてもよいものか苦言を伝えるべきか悩んでいた。

そんな折、一人の老将が登城してきた。

立花宗茂である。
まあ、現場にいて経験もあり発言も確か。

この件を正しく裁定できるのはこの人か、水野勝成ぐらいだろう。

すぐに宗茂を召し、信綱の仕儀を問うたところ、
 

宗茂は、
「全く持って完全万端な仕儀。それがしが考えていたよりもよほど早く治まりました。」

家光はそれ以後、この件で信綱を中傷する者に耳をかさなかったという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 忠義と剛勇は鎮西一・立花宗茂、目次

 

 

 

 

 

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