戦目付の石田三成☆ | げむおた街道をゆく

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朝鮮出兵のある日の事。

戦目付の石田三成が宗茂に会いに来たとき。
「貴殿の働きはよく承知している。されど悲しいかな秀吉様の耳に入っておらんようだ。
如何であろう。もし貴殿が願うならば拙者から太閤殿下へお伝え申し上げるが・・・。」
と三成は宗茂に持ちかけてみた。

 

すると宗茂は笑って、
「おかしなことを申される。目付とは太閤殿下に真実をお伝えすることが役目のはず、
人から頼まれて報告するなどというものではありますまい。

それに拙者は命によってここで戦をしている身。

武功が太閤殿下の耳に入るも入らぬも関係なく、

武士としてその本分に従って戦をするのみでござる。」

と答えたという。
 

この宗茂の態度を見て、三成はすぐ頭を下げ、

「失礼いたした今の話はなかったことにして欲しい。

他の者が如何なる報告をしようと拙者は誓って真実を秀吉様に報告しよう。」
と宗茂に誓ったそうな。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 忠義と剛勇は鎮西一・立花宗茂、目次

 

 

 

 

 

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