この流れで小ネタではあるが個人的に好きな話。
前にも出ていたが、立花宗茂が興行見物に出かけた際に起こった喧嘩を、
落ちついた態度で眺めるなど大器の片鱗を見せていたのが8際の頃。
9歳のある日、立花道雪の所に遊びに行くと食膳が出された。
その膳に鮎がのせてあり、宗茂(当時は千熊丸だが)は骨を取りつつ、
鮎をおいしく食べていると何か目線を感じる。
ふっと正面の道雪を見ると、
「コラ。」
「?」
「武士なら骨ごと、頭から食わんかぁ!」
涙をこらえつつ、少年宗茂は鮎を飲み込んだそうな。
雷様直々のお叱り、そりゃ怖いよな。
宗茂らしからぬ、個人的にはちょっといい話。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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