八郎潟にて☆ | げむおた街道をゆく

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佐竹義宣が、八郎潟で猟をした後、

義宣が撃った弾が白鳥に命中したものの、

死なずに泳いで逃げたうえ、後を追っていた家臣も白鳥を取り逃がしてしまった。

 

これに苛立った義宣は、
「白鳥を取り逃がすとは使えん奴だ!儂が撃ち殺してやる!」

と、この時同行していた家臣の宇都宮帯刀に銃に弾を込めるように命令した。
 

しかし、帯刀は銃に紙の弾を込めた為に発砲しても家臣は死なず、

義宣は益々怒ってもう一度弾を込めるように指示。
 

すると帯刀は、
「銃は平時に人を撃つものではございませんぞ。」
と諫言した。

 

この言葉に我に返った義宣は、家臣を許し、帯刀を、
「猟に出て家臣を一人得たのはお前の功績だ。」
と称えたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 今の世に稀な律義者・佐竹義宣、目次

 

 

 

 

 

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