鰯を焼く君☆ | げむおた街道をゆく

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信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

有馬氏との戦を終えた龍造寺隆信は、

家臣・石井忠常の居城に昼メシをたかりに行った。
 

忠常は、とりあえず大量に買えたイワシを焼いて出すことにしたが、

隆信の供回りは200人程来ていて、焼いても焼いてもラチが開かない。

見ていた忠常の娘・彦鶴が立ち上がった。
「要領が悪いわね~!あたしに貸しなさい!」

彦鶴、炭火を庭にぶちまけて、その上にイワシを並べて焼き始めた。
焼き上ったイワシはザルに揚げて、

炭を振るい落として炊き上がった飯と一緒に出す。
こうして隆信一行は満足の行く昼食にありついた。 

 

だが、
「頭が良くて台所仕事が得意な美女…。」 

龍造寺の家老、鍋島直茂が彼女に目をつけた。

結局、直茂は手っ取り早く石井家に夜這いした。

彦鶴も彦鶴で、受け入れた。
毎日のように夜這いに行ったから、ある夜見つかった。

石井忠常「曲者だーっ!出会えぃ!」
直茂「違います、お義父さん誤解なんです」
忠常「なにが誤解じゃ!!槍を持てい!」
直茂「アッー!」

逃げ切れず、足の裏を刺された。

それでもあきらめず、ついに結婚にこぎ付けたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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→ 佐賀の雄・鍋島直茂、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!