鉄砲盗人☆ | げむおた街道をゆく

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1578年10月、大友家は耳川の戦いで島津にやられ衰退する。

 

筑前では、秋月・原田・宗像・筑紫などが一斉に離反した。
その時、筑紫広門は道雪に計略をもって偽り和議申し入れようと、

家臣の島珍慶を立花山城へ遣わした。

 

珍慶は、城内渡りの間で道雪と対面した。

味方の少ない時、筑前側の申し入れに道雪は喜んだ。
急ぎ珍慶にお膳が用意され、

さらに引出物として床上に掛けてあった長盛作の名刀壱振を彼に与えた。
また、筑紫広門への贈り物として、

大鉄砲10丁、火薬10瓶を 川上まで運ばせて珍慶を見送らせた。

 

立花山城から刀と鉄砲をせしめた珍慶は、

博多へ走り市中にある道雪管理の物質貯蔵庫をわざと使用できないようにした。
この変事を博多にいた年寄衆から聞いた道雪は、

血相を変えて珍慶を追ったがすでに珍慶は敵方の武蔵城へ逃げていた。

 

以後、道雪は筑紫広門と戦う時彼を「鉄砲盗人」と呼ぶようになった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 雷切り・立花道雪、目次

 

 

 

 

 

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