道雪は嘆いて曰く☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 


立花道雪は、瀬高口の陣を引き払い、嘆いて曰く、

「天晴れ、鍋島は智仁勇の大将だ。

わしは多年、肺肝を砕いて謀ってきたが、彼は謀られなかった。

運を天に任せて時を待とうとしても、
鍋島は若く健全であるのに比べ、この道雪は年老いたうえに病身だ。
口惜しき仕合だよ。」

と首を垂れて悔やんだ。

その苦労は日々積もり、道雪は高良山の陣中で死去した。
鍋島直茂は、それを聞いて落涙して惜しんだということだ。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 雷切り・立花道雪、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!