尼子家中で勇士と名高かった山中鹿介幸盛は、
尼子家を復興させ、織田家と同盟して毛利家と対立した。
その鹿ノ介に、明智家臣・野々口丹波が相談した。
「いくさ場にでるとなにがなにやらわからなくなります。
しかし朋輩はそうではなく、冷静に動けるらしいのです。
拙者は生まれついての臆病者なのでしょうか?」
鹿之介「そこもとは正直な方ですな。
槍をどうふるったの、立ち回ったのと吹聴しているのは、
ほとんどウソッパチです。
この鹿之介も初陣からしばらくは無我夢中で動きまわって、
気がついたら武勲を挙げていたというのが実のところ。
十ほど首を上げてからですな。周りが見えるようになったのは。」
最初からできる人なんていない、経験と努力が大事という話。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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