北条家で代々当主に受け継がれた「祿壽應穩」の虎印判。
家督を継ぐこととなり、
氏康から譲与されたこの印判を使って、
氏政が最初に発給した印判状の内容は、
瑞渓院殿の台所への肴の納入を用意させるものであった。
瑞渓院殿とは氏康の正室、つまり氏政の母である。
「当主としての初仕事は母上のために。」
北条家の家族仲の良さを、
垣間見ることができるエピソードの一つである。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
こちらもよろしく

ごきげんよう!