昼食の時☆ | げむおた街道をゆく

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北条三代目の氏康公は、御子の氏政公と御昼食の時、

氏政公が飯へ汁を二度かけて召し上げられたのを氏康公はご覧名さなれ、
「後に関八州は氏政が世で亡ぶだろう。

わずか飯椀の中に汁を入れるということさえ、

一度だけで行う加減がわかっていない。
そのようなひととなりではどうやって、

八ヶ国の人々の目利きをすることができようか。」
と御落涙したという。

 

その言葉の通り氏政公の御代で滅びました。

厳密にいうと氏政公は滅びなさったときは御隠居で、

氏政公の御子氏直公の御代で亡びましたということだが、
彼はひどいうつけ者であり、

氏政公はその愚昧の氏直公へ御相続させられましたことから、

汁かけ飯での氏康公のお目利きは神のごとしだと思われます。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

こちらもよろしく

→ 小田原評定・北条氏政、目次

 

 

 

 

 

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