竹中半兵衛が語ったことによると、
「人はみな合戦の話を尋ねるが、聞くべき要を問わず、
要らざることを多く聴き覚える。
故にその聞いた事が、功に繋がらないのである。
聞かれ答える者もまた然りで、善き物語も役に立たないことが多い。
どこどこで誰が手柄を成し功を立てたなどという、
一本槍匹夫の手柄話にて事終わるのは、
人の習いになること無し。
その事の始末を探求し、心の付け所を肝要とすることこそ、あるべき形である。」
そう云ったという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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