吉川広家☆ | げむおた街道をゆく

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九州征伐のさなか、

小倉で病死した吉川元春の後を継いだのは長男・吉川元長であった。
しかし、その元長も日向で病死してしまう。

元長には子が居なかったが、幸いにも弟が二人いた。
他家に養子に出ていた元春の次男・繁沢元氏と三男・吉川経言である。
吉川家の当主はこの二人から選ばれることになった。

秀吉はこの件に関しては隆景に任せると言う。
あとは隆景次第である。

このとき輝元は元氏を推した。
元氏も父・元春や兄・元長に負けず劣らずの将であるし、

順番からいえば次男の元氏を推すのは妥当なところである。

輝元、「そんなわけで元氏が良いと思うんだが。」

しかし、隆景の考えは違った。
「吉川家は秀吉公からあまり良く思われていません。
そして我が兄・元春と元長は秀吉嫌いで、

元氏も考えはそちらに近いです。
なので、大坂に人質に出したこともあり、

秀吉公に気に入られている経言を当主にした方が良いでしょう。」

こうして三男の経言が吉川家を継ぐことになった。
秀吉のバックアップもあり、次男である元氏を差し置いて継いだことも、

特に問題とはならなかった。

経言は広家と名を改め、

吉川家の当主・吉川広家として、

その後も活躍したのはご存知の通りである。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 仁将・小早川隆景、目次

 

 

 

 

 

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