亀と鶴☆ | げむおた街道をゆく

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慶長8(1603)年、志村光安の所領である酒田湊そばの庄内浜に、

人の上背を越える巨大な大亀が上陸した。

漁民たちは、

「これは縁起が良い。」

と大亀を荷車に載せると各村を鐘や太鼓を打ち直して着飾って廻った。

亀は孔雀の様な声で鳴いたという。

志村光安、

「これは珍しい事だ。吉兆かも知れないから山形の殿(最上義光)に知らせよう。」

光安は義光に手紙をしたためた。

義光、「それだけ巨大な亀だとかなり長寿な事だろう。

酒田の神様かも知れないから余り無茶をしないで、丁重に海にお返しすべし。
そうだ!東禅寺もこれを機会に『亀ヶ崎』に地名を変えよう!」

改称記念に人々には餅や酒が振る舞われた。

ついでに大宝寺も呼応して、

「鶴ヶ岡」

と縁起の良い名前にされた。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 出羽の驍将・最上義光、目次

 

 

 

 

 

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