下美作☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

慶長出羽合戦後、志村光安の計らいによって、

上杉旧臣・酒田大川の下吉忠が最上幕下に加わった。
 

吉忠の従兄弟の下美作もその一人。
ただ、美作は内心志駄義秀と量り、越後・米沢へ帰りたかった様である。

中野陣屋で義光は下吉忠と面会したが、その席には美作も同席した。

義光、

「今回は最上家入りを了していただいて感謝しております。
酒田に関しては今は貴方の方がお詳しいでしょうから、
まずは兵2000と兵糧、それに楯岡と志村もお使いください。
まずは家禄で5000石、

いずれは1万石で大川城代の職を見ては頂けないでしょうか?」

内心、義光を、

「謀将、敵将」としてしか見ていなかった下一族は、

この義光の一言に涙を落として、感動したという。

下一族は庄内の上杉旧臣を交渉、戦闘によって平定し、
下吉忠は大川城持ち、下美作も数千石を領し、最上家の為に尽くしたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ 出羽の驍将・最上義光、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!