伊達政宗がある夜、原田左馬助、片倉小十郎、茂庭石見が伺候したおり、
小田原で初めて、豊臣秀吉に謁見した時のことを物語した。
「私は兼ねてからこう考えていた。秀吉に謁見してもさほど恐れることはない、と。
しかしあの時、私は彼の、関白の位階に恐れ、
そして凡下よりあのような雲上の高官へと昇った程の勇武に、
自然の威厳を感じ、心ならずも低頭した。
その時、私が感じた恐ろしさは、類ないものであった。」
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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