森元祐禅☆ | げむおた街道をゆく

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1587年、秋田で安東愛季が病死すると、家中は大混乱となった。
1589年には、周辺勢力を巻き込んだ内乱、湊合戦が勃発する。

その後、なんとか内乱を鎮圧した実季方は、

謀反人の追捕に全力をあげた。


しかし、安東脩季という大物が一人だけ、身を隠し続けた。
彼をかくまったのは、配下の豪族・森元祐禅である。


結局は発覚し、脩季は自害、祐禅も罪を問われて捕らえられた。
当然、家中は祐禅死罪という意見だった。
が、祐禅助命を願う者がいた。

 

いまだ15歳の実季、その人である。
「自分の主君を敬愛し、かくまったことが罪科なのか?

むしろ立派な行いじゃないか。」
実季はそう言って死を免じ、追放に処した。

祐禅は甲斐に隠れ住んでいたが、
やがて佐竹義宣が秋田に移る際、

荷を運ぶ船の案内役を務めたため、
男鹿の肝煎として帰国できたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 秋田城介・安東実季

 

 

 

 

 

ごきげんよう!