安東愛季☆ | げむおた街道をゆく

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元亀二年、津軽為信が南部家に反旗を翻し、石川高信を自害せしめた。

これを喜んだのが、安東愛季である。
 

南部家とは、北奥羽の覇権をめぐって父祖代々争ってきた間柄。
為信の蜂起はもっけの幸いだった。
愛季は近隣の豪族に為信救援を依頼したり、鉄砲を送ったりと支援を続けた。

が、ご存知のように為信はそんな甘い男ではなかった。
 

天正六年、愛季の娘が嫁ぐ浪岡氏を奇襲、

これを滅ぼして勢力を拡大させる。
愛季はこの裏切り行為に激怒し、即座に為信討伐を決意。
翌年には、比内諸将を連合させ、津軽へ攻め込ませた。

愛季自らも北へ向かおうとしたその時、

羽前は庄内の大宝寺義氏が攻め込んできたのだ。
 

そう、あらかじめ為信が手を結んでいたのである。
愛季は防戦に赴かざるを得ず、比内諸将は為信に打ち破られてしまった。
そして二度と、津軽侵攻軍を起こすことはなかった。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 天運時至れり・津軽為信、目次

 

 

 

 

 

ごきげんよう!