津軽為信が、大浦家の家督を相続した翌年。
軍事演習を行って自分の元に集まる兵の数と、その働き振りを調べる事にした。
演習に集まった約1000人の兵は、演習場になった陸奥国野崎(青森県弘前市)、
という小さな村になだれ込み、合図に従って民家に一斉に放火した。
村人達は事前に命令を受けて避難していたが、
辺り一面焼け野原になってしまった。
しかし翌日、為信は大工を派遣して、以前よりも立派な家を建てさせ、
さらに家具や食料も与えたので、
村人はかえって、為信に恩を感じるようになったという。
『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。
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