瓶割り柴田☆ | げむおた街道をゆく

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1570年のこと。
六角義賢は長光寺城の柴田勝家を攻撃した。

 

柴田勢は400人程度だったが、なかなかしぶとい。
義賢は、城内に井戸がないことを知ったので、水の手を断ち兵糧攻めにした。

しばらくして義賢は講和の使者を送り、様子を調べさせた。
勝家は降伏するかどうか相談するので明日まで待ってほしいと言う。
さて、使者が手を洗いたいと頼むと、

勝家は惜しげもなく水を使わせ余りは捨ててしまった。
そのため義賢はこの戦いは長くなるだろうと考えた。

だが実際はほぼ水は残っていなかった。
勝家は全ての水を兵士たちに分け、
「皆の者、水の蓄えはこれまでだ!」
と言って水瓶を叩き割った。

 

明朝、打って出た柴田勢は見事に油断していた六角軍を敗るのだった。

これを聞いた信長は感心したので、
勝家に与えた感状の宛名を「瓶割り柴田殿へ」と記した。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

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→ 瓶割り柴田、目次

 

 

 

 

 

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