細川忠興☆ | げむおた街道をゆく

げむおた街道をゆく

信長の野望、司馬遼太郎、大河ドラマが大好きです。なんちゃってガンダムヲタでもあります。どうぞよろしく。

 

細川忠興は若い頃、いつも蒲生氏郷の悪口を言い、氏郷もまた忠興の悪口を言っていた。

 

ある日、忠興が利休のところで、

「蒲生氏郷は数寄者ぶっておりますが、

裏口には乗馬用の沓や鼻紙などが散らばっています。

あれでは数寄者とは呼べません。」

と悪口を言った。

 

これに対し、利休は、

「それでもよろしいでしょう。数寄さえしているのなら、

私はそれで構わないと思います。」

と答えた。
 

すると、蒲生氏郷が、

「誰かが私の悪口を言っているようだが、その者が恥をかくのは、
うれしいことだ。」

と言って勝手の障子を開けて姿を見せた。

 

氏郷は、

「ある者が私の悪口を言っている奴がいると、すぐに告げ口してくれたのだ。」

と言って大笑いした。

 

 

 

 『戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。 

 

 

 

こちらもよろしく

→ レオン氏郷・異聞、目次

 

 

 

 

 

 

 

ごきげんよう!