大黒様☆ | げむおた街道をゆく

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明智光秀が越前を放浪していた頃、大黒様の木像を拾った。
 

光秀は、「大黒様は福の神だ」と喜び神棚に祀って毎日拝んでいた。
 

それを見ていた友人は、
「光秀殿はめでたい物を得ましたな。大黒様は千人の上に立つ神様です。

ますます信心すれば必ずや出世しましょう。」と言った。

それを聞いた光秀は、顔色を変えて大黒様の像を捨てた。
 

「この乱世、凡夫でも千人の長になれる時代じゃ。

ワシの野望はそんなちっぽけな物ではない。

大黒はワシの願いを叶えるに足りる神様ではないわ。」

 

と言い捨てたという。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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