賄賂を贈る☆ | げむおた街道をゆく

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信長に仕えた明智光秀は、義昭上洛の成功後、京都奉行職に就いた。
新参者としては破格と言ってもいい厚遇である。

さて、この京都奉行の役割の一つが「寺社本所領の保護」であった。
中世において寺社勢力は無視できない存在。

信長にしてみても、こうした政策を打ち出すことで、
畿内経営を円滑にしようと考えていたのかもしれない。
そうしたことを踏まえると、故事来歴に詳しく、教養もあり、

更に実務能力にたけた光秀を、

京都奉行に就任させるのは理にかなったことと言える。

しかしながら光秀は、本所領を保護するどころか、

幕府の同僚たちと一緒になって横領しているのである。
それがどれだけ酷かったかというと、

正親町天皇より二度も勅勘を出しているほどである。
特に2回目においては、側近の山科言継がわざわざ岐阜まで行って、

信長に綸旨を渡したりもしている。

それに対して光秀がどうしたかというと・・・。

「なにかと手元不加意で、お困りでしょう。」

夜中に言継の元に使者を出してワイロを渡している。
どうも、

「信長に対しての物言いを和らげてもらえない。」

というものだったようなのだが。

土地の横領をし、やばくなったので賄賂を送る光秀の悪い話でした。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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