光秀のその明鑑☆ | げむおた街道をゆく

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明智光秀が未だ十万石ばかりの頃、堀辺兵太という浪人が有り、

荷俵を背負って現れ、「千石賜らんや。」 と言った。

 

光秀はこれを聞き、彼に料理などを出すよう申し付け、

その間に密かに彼の荷俵を開かせてみると、

中には長身の刀槍が、いかにも見事に研ぎたて入れ置かれていた。

 

光秀はこれを見て、
「面白き志の侍なり。」
と言い、そして望みに任せて千石を与え召し抱えた。

その後、彼は数度の武功があり、丹波にて光秀が負け戦の時、

堀辺は一番に取って返し討ち死にした。
 

人々は光秀のその明鑑に服した。

 

 

 

戦国ちょっといい話・悪い話まとめ』 より。

 

 

 

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