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ときどき通信

折々の話題、世の中の動き、創作料理などじいじの思いつくままのお気軽エッセイ。

 「霞立つ 長き春日を 子どもらと手鞠つきつつ 今日も暮らしつ」。江戸時代末期の禅僧良寛さんの句。世俗に染まらず、泰然として粗衣粗食に甘んじ、ひたすらに弱きものに優しいまなざしを注いだ越後の人。金権政治家として未だに語り継がれる同じ越後の田中角栄元総理と好対照の人だ。
 良寛さんのように超然と生きられたらどんなにかいいか、とは思うがそこが世俗にまみれた凡人の悲しさ、新発売のデジカメが欲しい、300Y飛ぶドライバーが欲しい、旨い魚で一杯飲りたい、と欲が泉の如く湧き出してくる。
 さりながら、古希を超えた今、欲望のままに生きていたのでは如何にも情けない。とりあえず、五つの欲望をひとつ減らして、来年またひとつ減らして、5,6年後に良寛さんになろう。その頃にならば体も言うことをきかなくなるから「命もいらず 名もいらず 官位も金も 」(西郷隆盛)の境地に達するのではないか。但し、「沿いいう人は始末に困るものなり」とも隆盛はいっているが・・。
 地震・津波・原発の惨禍未だ終わりは見えず、沖縄の民意は完全無視の世の中、せめて子供たちが少しでも安心して健やかに育つことを願ってなにかやろうかな。
 

 ゴルフの楽しみは、勿論広々とした緑の空間に向かって打ち放すティショットに始まる。フェアウェイに、誰よりも遠くへ・・・。

 が、そうならないことが多いのがゴルフ、というよりそうならないことが殆どと言ったほうが正しいのが(私の)ゴルフ。

 「あそこがダメじゃった、トップはここじゃろ」などとつぶやき、反省しながら練習場に通ってリベンジを誓う。

 過日、コンペで知り合った愉快な仲間とラウンド。私以外は80台が当たり前の、ひと回り以上若い世代(私との比較でのことだが)。コンペではドラコンは獲るは、イーグルは出すわ、挙句優勝してしまうは、の絶好調男。が、彼にして、毎度上手くはいかないのである。

 前回イーグルが今回はボギー。かくして、前回82が今回94。ま、これが我々のゴルフ。

 そして、19番はいつもの魚料理。顔を見るや否やマスター「どうだった?」。私「今日という日はなかったことに・・」。マスターは心得たもので、それ以上傷口に塩を塗るような冷酷な追及はしない。問題は常連。「もう歳なんだから飛ばすの諦めて、もっとアプローチやパットの練習したら」とくる。傷つき、よれよれで戦場から戻った兵士に塩の上から唐辛子を塗りこむ仕打ち。評論家連中の好き勝手な放言に反論の気力も失せて、ひたすら焼酎をあおるのみ。

 この日の敗因の最たるものが、シャンク。このところ、1ラウンドに3発くらいでてしまう。ドライバーでフェアウェイを捉えて、「2オン・2パット」のはずが、シャンクで林へ、フェアウェイに戻して3オンのはずが、枝に当たってラフに沈み、そこから2オン。あえなく7。

 のんびりゴルフどころか右往左往の汗まみれ・・・。

 あ~いやだ!もういやだ!!ゴルフはやめだ!!

 次もダメだったら・・。

いや~厚かった!!

19日、八王子CC.手入れが行き届いた素晴らしいコースだったが、いや~厚かった!!

同じマンションに住む住人2組でのラウンド。

8時スタートで2時過ぎには上がって、3時過ぎに帰宅。

「5時半から反省会やろう!」で、家で一休み。突然雨が降り出してきて慌てて洗濯物を取り込む(女房元気で留守がいい、で今日もどこぞへ)。


一同玄関前に集合(こういうときだけは誰も遅刻なし)、居酒屋へと向かう。カラカラの喉を潤すべく先ずは「生!!」を連呼。なにやら沖縄風の付き出しをつまみながら、10品ほどのつまみを注文。飲み且食べること2時間。

「次はいつ?」とようやくゴルフの話題に。11月と決めて、「コーヒー飲みたい」の誰かのひとことで、今度はゾロゾロとコーヒーショップへ移動。


えっ、ゴルフはどうだったって?だから、暑かったって言ったでしょ!