断捨離 | ときどき通信

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折々の話題、世の中の動き、創作料理などじいじの思いつくままのお気軽エッセイ。

  リフォームを機に何度目かの断捨離に挑戦した。これまでも引っ越しの度にかなり思い切って不用品を整理してきたような気がするが、又いつの間にやら物が増えていた。

 断捨離を実行する中で一番悩むのは本とアルバムだ。どちらもそれぞれに思い入れがあり、これまでも整理できずにきた。今回は、本は半分に減らす、と決めて実行した。基準を「もう一度読みたいか」、「これからの暮らしや活動に必要か」に置いた。見事、書棚の半分が空いた。やっぱり寂しい。

 次はアルバムだが、とりわけ子どもたちの幼少期のものは捨てる決断がつかないが故に今まで手付かずできた。が、それは親のノスタルジーだったり、思い込みだったと知った。過日、一緒に食事をとやってきた娘に「子どもの頃の写真持っていくか?」と聞いたら、「いらない!」とひと言。これで踏ん切りがついた。60冊ほどあるアルバムを5冊に減らす作業に取り組んでいる。

 そして、衣類。かつて、今ほど体形が崩れていなかった頃のスーツやスラックス、ジャケットなど、「もしかしたら、又着られるようになるかも」ととっておいたものを一気に処分した。

 実は、リフォームも断捨離も妻の「これから歳を取っていくと家具ひとつ動かすのも大変になるから今のうちにやってしまいましょう」のひと言がきっかけだった。以前なら突っぱねていたかもしれないが、仕事を通じてごみ屋敷になっている高齢者の住まいをいくつも見ているので素直に従った。