道具屋 | ときどき通信

ときどき通信

折々の話題、世の中の動き、創作料理などじいじの思いつくままのお気軽エッセイ。

 シルバーウィーク最終日の9月23日、カメラを肩に谷中商店街界隈をぶらぶら歩いてきた。ここの商店街は相変わらず多くの人たちがそぞろ歩いていた。
 今回は、商店の看板が目当て。ちょっとおしゃれな看板、レトロなもの、レトロも通り過ぎて朽ち果てる寸前のものなど、路地のあちこちに題材は豊富。
 なぜ、看板に興味を持ったのか、何時ごろからか定かではないが、20年以上前海外に出かけたころもあちこちの都市で看板を撮っていた。多分、看板からその街の歴史やら品格やらを観ようとしていたのだろう。
 今回はペンタックスのデジタル一眼だったが、そのほかソニーのミラーレスやパナソニック、キャノンのコンパクトカメラなど妻からは「道具屋」と蔑まれるほど持っているが、だから腕がいいかと言えば極平凡な写真しか撮れない文字通りの“下手の横好き”だ。
 確かに、妻の言い分は当たっている。ゴルフクラブも3セット持っているが、どのクラブでプレーしても最近は100を切るのさえ覚束ない。ドライバーなど“飛んで曲がらない(はずの)”スグレモノ(のはず)が「飛んで曲がったり」、「飛ばないのに曲がったり」で今でも5,6本が庭先の物置でお仕置きされている。
 写真を撮るから、やっぱりアルバムもつくる。子どもが生まれたころから小学校低学年のころアルバムだけでも10数冊はある。狭い部屋にアルバムの棚がどっかり鎮座しているから机も置けない(もっとも、机を置いたらまたそれが無用の長物になるのは目に見えているが)。先日、子どもたちが久しぶりに集まったので「写真持って行くか?かわいいのがいっぱいあるよ」と暗に引き取りを迫ったが、「いらない!」の一言。仕方がないのでこれからシコシコ処分することにした。少なくとも半分くらいにはしたいものだ。