2014年5月11日
三陸鉄道へは1日フリー乗車券が発券されているので、土曜日は北リア
ス線、日曜日には南リアス線へと乗車します。
南リアス線へは自家用車の駐車場の関係もあり、盛駅から出発すること
にします。
三陸鉄道1日フリー乗車券(南リアス線乗り放題)の切符は金曜日の移動
時に釜石駅で購入しておきました。 北リアス線同様に「三陸鉄道南リア
ス線全線運行再開 記念乗車証明書」を窓口で頂きました。
大船渡線は気仙沼駅~盛駅間はBRT区間としてバス運行となっています。 JR盛駅には
列車は到着しませんが、駅にはみどりの窓口があります。
2013年3月にBRT区間のバス乗車を行い、盛駅には訪問しています。
1番ホームには列車は到着しません。 跨線橋が残っていますが、構内踏切(横断歩道)を
利用するのが一般的なようです。 5時20分始発気仙沼駅行のバスが10分程前に入線し
BRT区間の駅名標はバス停風の駅名標ですが、盛駅にはJR東日本仕様の駅名標が残
っています。
利用されることが少なくなった跨線橋には、手袋アートが飾られています。
JR盛駅は震災後に改装されていますが、その隣に三陸鉄道盛駅があります。
早朝なので待合室は閉ざされています。
夕方に戻ってきた時に待合室をみましたが、チョット狭い待合室です。
盛駅始発釜石駅行はの車両はクウェート国から支援を受けた新車です。
始発列車の乗客は昨日と同様私1人だけでした。
盛駅には少々早く到着したので、駅周囲を周っていると、盛駅の北側にホームと駅名標
を見つけました。 ホームには小さい待合室があるだけで、ホーム北側には岩手開発鉄
道の名称が見られます。
岩手開発鉄道は貨物専用鉄道ですが、1992年迄は旅客営業を行っていた鉄道会社な
ので、駅名標にも名残が見られます。 乗車できなかった路線なので残念です。
恋し浜駅
盛駅より3ツ目の恋し浜駅で下車します。 片面ホームにホーム待合室のみの無人駅
です。 駅の場所は山間に位置し、ホームも築堤形式の高い場所にあり、長い階段が
付けられています。 高台のため津波の被害は無かったようです。
小さい待合室ですが、中に入るとホタテ貝を絵馬として吊るす「ホタテ貝の絵馬掛け」が
恋し浜駅は元は「小石浜」と書きましたが、小石浜地区のホタテブランド「恋し浜」より
改名されました。 現在「恋」の付く駅名は4箇所ありますが、内3箇所には訪問して
います。 チナミに廃駅となりましたが、のと鉄道には恋路駅がありました。
改名された駅のためか南リアス線では唯一の駅名標となっています。
ホームには「幸せの鐘」や恋し浜駅を読んだ歌などがあり、日中に停車する列車は
観光客用に数分間停車してくれます。
陸前赤崎駅
盛駅の隣、陸前赤崎駅へと戻ります。 片面ホームにホーム待合室のみの無人駅です。
陸前赤崎駅は震災前迄はホーム迄長い階段が付けられていたようですが、津波の被害
があったので周囲には盛土されて、駅ホームへの階段は無くなっています。
吉浜駅は片面ホームの無人駅です。 駅舎は「きっぴんセンター」を併設した建物となっ
ています。 駅舎はネスレ日本(キットカット)の協賛で「キット、ずっとプロジェクト」に因む
桜の花が前面の壁面いっぱいに描かれています。 北リアス線の田野畑駅とは異なる
跨線橋は女優川上麻衣子さんのデザインされたかわいいものです。
待合室は広く、駅中図書館にも多くの本が置かれてすます。
TV番組の企画で、志村けんさんが吉浜駅の非常勤駅長に任命されています。
吉浜地区は「きっぴん(吉浜)鮑」で知られているようです。
駅スタンプは待合室に設置されています。
三陸鉄道南リアス線は10駅と少ないのですが、ダイヤは2時間に1本
程度の運行なので、駅で過ごす時間は長時間となってしまいます。
早朝は乗客も少なかったのですが、吉浜駅から釜石駅行の列車は乗客
も多くなりだしました。 この続きは明日に・・・ v(^-^)v