赤坂
エコ・ロロニョン


赤坂をふらついていると目に入った看板に惹かれて店内へ突入しました。アフリカン料理の店です。赤坂ではサファリは知っていましたが、、、、。



それもトーゴ料理です。日本には、アフリカ料理をうたう店はあっても、アフリカの特定の国の料理を看板とした店は珍しいですね。

それと共に「アフリカン料理&フランス料理」と、謎の文字が並んでおります。


店内にはお客さんもスタッフも誰もいません。大声で呼んでいると、奥からアフリカ人のコックさんが出て来ました。

店は開いたのか?と尋ねると、頷いて電気を点け始めました。なんだかスリル感がある始まりです。


メニューを見て迷っていると、先程のコックさんが笑いながらメニューを解説してくれました。なんだかいい奴っぽいです。


ボマニャニャとアジデシが人気だと教えてくれました。でも文字だけではイメージ出来ません。困惑していると雑誌に載ったアジデシの記事を見せてくれました。



じゃあ、コレ(アジデシ)にするしかありませんね。ラム肉のピーナッツソースです。「カレーみたいよ」とボビーオロゴン調に説明してくれました。


アジデシとフフです。フフとは、ヤムイモなど芋類を石うすで挽き練ったもので、アフリカ中部から西部諸国の伝統的な主食です。モチモチしています。

アジデシは、ラム肉や茄子やしし唐入りで美味しかったです。辛味は殆どありませんが、自家製辛子調味料(ピリピリ)で辛さを好みで調整します。


食べ終わる頃、またコックが来て、味はどうだったか尋ねて来ました。そして、いろいろと話しをカタコトの日本語と英語を交えて会話しましたが、どこから来たの?と尋ねると、彼は「ドコ?」と返したように聞こえてしまい、どこの意味がわからないのかと思ってしまいました。実は「トーゴ」と言ったようなのですが、「どこ?」「ドコ」「where?」「ドコ」と言った不毛な会話が暫く続きました。

彼は日本に来て2年弱だそうです。トーゴやガボンでコックをしていたそうです。旧フランス領であったトーゴの料理はフランス料理の影響を受けているそうです。それでアフリカン料理&フランス料理なんですね。


何で日本へ来たのか?と尋ねると、「君に料理を作る為だよ」と笑いながら言ってました。オイオイ、そのセリフは女性客に言えよぉ。