「脳に騙されるな!パーキンソン病の方こそ、積極的にたんぱく質を食べる!高齢者もね!!」


あるくらぼ歩行研究所

理学療法士でトレーナーのいしやまです^_^

 

 

ここ何回か連続でパーキンソン病患者さん向けのメッセージを発信しています

ふだん多くのPD患者さんと接していてほぼ同じことしか言ってない気がするので

お会いしたことのない遠くのPD患者さんにも、言いたい!

そんな気持ちで書いております

(一応今回で3部作の最終回のつもり)

第一部 PD友の会の運動指導風景動画をアップしました

第二部 PD患者こそ股関節重視ハーフスクワットで体幹トレーニング

 

病気やけがで弱っている方にこそ届けばいいなあという気持ちで

ユーチューブやブログを書いています

 

そのなかでもパーキンソン病の方には特に

おうちで生活する時間の大事さを伝えたいと考えています

 

◆おうちで生活ができる期間を延ばすために、チャレンジ!

 

実家の父がPD、今でいう若年性パーキンソン病でした

もう40年前の話です

そのころのパーキンソン病は、治療法もなく進行するだけ

何年かで寝たきりになる、弱っていくのを止められない難病でした

 

でもいまは違います

知っていればという注意書き付ですが

いろんな知識や知恵を探し、体験することができる世の中です

インターネットのおかげです

 

◆孤独に闘うことはありません協力・勉強が大事!

 

ただ、弱ってくる前に

いろんな新しい体験にはチャレンジしておかなければなりません

弱ってしまうと近くにいる家族の気持ちや知識レベルにとても影響されます

 

例えばインターネットなどの通信環境

気軽に使える状況になっていますか?

 

閉じこもること

自分の知識を更新しないこと

それが現代の高齢者やパーキンソン病患者のこれからを分けるポイント

 

担当医師などいつも会う人たちの言葉にしか接していない状況は

閉じこもること

自分の知識を更新しないこと

と同じです

 

◆水分不足・栄養不足を積極的に解消しよう!

 

多くの高齢者と接して観察や指導をしてきましたが

全体的に全員

「水分摂取不足」と「たんぱく質不足」

その中でもパーキンソン病患者の方は服薬が多く、いろいろな影響が考えられます

 

そもそも

「水分摂取不足」と「たんぱく質不足」なのに

便秘の薬や胃腸の薬や骨粗鬆症の薬

血圧の薬、コレステロール値を下げる薬

などなど、

なかなかな量の薬を長期間服用されていることが多く

服薬の影響でさらなる水分不足・栄養不足になっている可能性も否定できません

 

基本的に便秘の薬や胃腸の薬はからだへの水分吸収を低下させます

だから薬を飲む分、余計に水分を補給しないといけないのです

目標は(水分制限がない限り)2,000ccです

 

でもだいたいのPD患者さんは飲めていません

多くの高齢者の方々も同じで、飲めていません

 

飲めてないから便秘なのか、便秘薬の常用で飲めなくなっているのかは

密着調査をしないと理由は人それぞれなのでわかりません

 

その上にお菓子を食べて食事が減るような生活になっている方の多いこと!

 

だからいろいろ総合して、

「水分摂取不足」と「たんぱく質不足」がひどくなっていきます

 

自分のチカラだけでは用意ができない・・・という方を含め

周りの方と相談して

水分1日2,000cc摂るための計画

たんぱく質を1日50~60g摂るための計画

を立てて、今からでも実践しましょう

 

特別なことをしろと言っているわけではありません

ちゃんと食べて

という「ちゃんと」の部分を詳しく解説しているだけです

 

◆あなたのカラダの栄養状態はあなたにしか改善できない

 

治療の一環だと思ってからだを整えましょう

脳トレと思うのもいい方法!

 

そんな訳なので

ぜひ

「水分摂取不足」と「たんぱく質不足」の解消に全力で取り組んでください

 

質問OK

アドバイスしますのでコメントください

 

◆残念ながら、患者も賢くならないといけない時代

 

先日圧迫骨折を多発しているPD患者さんと話しました

10年以上骨粗鬆症の薬を飲んでいるにもかかわらず何か所も圧迫骨折してお気の毒です

 

担当医に聞くと「ゆるい薬にしてたからかなー」と言われたとのこと

・・・誰も責任を取ってはくれません

 

「食事が細くなっているのにそのままにしてたし」

「お菓子を食べて食事をおろそかにしてきてました」

「だから結局栄養不良だったからなんですよね・・・」と反省されていました

 

そこで、今日からでも改善しましょう!と言うと

「食事はヘルパーさんが作ってくれるので、頼みにくい・・・」とのこと・・・

実際に、こういう問題もあります

 

食事を作る担当のヘルパーさんは

利用者さんに合わせた健康的な良いモノを工夫して作ってくれると思われていますが

「頼んだものしか作らない」というのが一般的です

材料を揃えておくために買い物から整えるのは、計画的やらないとムリです

(そもそもヘルパーさんも栄養不良の確率が高いですし)

 

◆食事改善は計画的に材料を揃えるとこから考えよう

 

だから2022年現在、

「どうやって栄養を摂って、改善していくか」はしっかり考えて計画しよう!!ということ

 

食べたものでしか、あなたのカラダは作られていません

食事で改善出来たら、愉快ではありませんか!

 

「何が不調の原因かは、人それぞれ条件が違うのでわかりません」と言われますが

何を食べてるか一人一人違うから、と読み替えられませんか?

 

ぜひみんなで挑戦しましょうよ!

 

1日このくらいのたんぱく質を食べなければいけないので、

まあ6日分としてこれくらいの量を買ってこないと!

という計算で買い物をしていくクセをつけていきましょう!

 

慣れれば簡単です

買ってきたものを1週間で食べ切ればいいのですから!

(外食した時はおおまかな量で計算すればOK!)

 

 

◆でも最低限のからだの動きは維持しないとね!

 

とはいえ毎日の生活で動きにくいのは困るので

そこは栄養改善と並行して体幹トレーニングをどんどんやりましょう

股関節重視ハーフスクワットは

PDを含め、弱っている方の立ち座り改善にマストの運動です

どんどんやりましょう^_^

 

「弱ってる人が取り組むべきハーフスクワット」をていねいにやろう

 

がんばって~!そしてがんばろう!

 

お天気が悪いとか寒いとか、外で運動しにくいので

おうちの中で軽く運動する方法を用意するのも大事!

こんな運動動画(あるくらぼチャンネル)をご紹介^_^

おうちで足の筋トレ↓↓↓がんばろう!

チャンネル登録もよろしく!

https://youtu.be/3YmC32HqNk0

おうちで足の筋トレをしよう!